アラブの春の引き金 ジャスミン革命
2010年12月、チュニジアで露天商を営んでいた青年モハメッド・ブウアジジが、役所から販売の許可が無い、と商売道具を没収、これに抗議するため焼身自殺をおこなった。
これをきっかけに失業率の高い国民が立ち上がり民主化運動が拡大、とうとう2011年に政府が崩壊した。これがジャスミン革命。
アラブの春始動 広がる民主化運動・政権交代
これを見て、周辺の国々でも民主化運動が拡大した。(図は外務省HPより)
エジプト ムバラク大統領の30年におよぶ長期政権が崩壊。
リビア 激しい戦いの後にカダフィ指導者の42年におよぶ長期政権が崩壊。
イエメン 大統領が交代した。
アラブの春、その後・・
しかしその後、エジプトでは新しい政権もいまいちで、軍中心の政権に逆戻り。
リビアでも反カダフィ派同氏の争いで紛争継続。
イエメンでもイスラム教の派閥間の争いで紛争継続。
シリアではアサド政権が強くて倒れなかった。では、反体制派が倒れるかと思えば、アサド政権を倒してほしい欧米国からの支援もあり、内戦がどんどん大きくなった。
また、国が不安定なことをいいことに過激派組織イスラム国(IS)は増強していった
結局、アラブの春での成功はチュニジアのみであった・・。
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