漫画でわかる「台湾と香港」

台湾について

台湾はどこ？

全体的な位置は漫画の４コマ目のとおり。
台湾の近辺はこんな感じ。

なんと石垣島からは沖縄よりも近い。
泳いで行けるだろうか？
その回答はこちら（ヤフー知恵袋「石垣島から台湾まで泳いで行けますか？」）
さらに台湾に近い島から泳いで行った記事はこちら（日本経済新聞「与那国から110キロ」）

台湾の歴史～日清戦争から中華民国政府統治まで～

1894年、貧困に陥った朝鮮は、中国（清朝）と手を結ぼうとしたが、中国に渡したくなかった日本が難癖つけて日清戦争を起こした。
勝った日本は朝鮮を独立させ、1895年下関条約で台湾を手に入れた。
その後、50年間にわたって日本の統治下としていたが、第二次世界大戦で負けて中華民国が統治するようになった。
しかし、中国では蒋介石率いる国民党と毛沢東率いる共産党の内戦が続いていた。
劣勢だった国民党が台湾に流れ込み、「ここが中華民国の中心だぜ」と勝手に政権を開始した。
1949年10月1日　毛沢東は北京市天安門広場で中華人民共和国の建国宣言を行った。

2022年現在、台湾を「国」として認めている国は少なく、台湾と国交がある国は14か国となっている。（輸出入はある）

香港について

香港はどこ？

香港は台湾よりも遠いね。

香港の歴史　～アヘン戦争から香港返還まで～

イギリス・インド・中国で貿易をしていた。イギリスは中国の茶葉が欲しかった。たくさん輸入したいけど、逆に輸出できるものが無く、インドのアヘンを輸出してやりくりした。
→中国人がアヘン中毒になった。中国はいらないのだがイギリスは持ってくる。中国はキレてアヘンを捨てた。→1840年：アヘン戦争勃発→中国が負けた。

1842年：南京条約で香港島が割譲（あげる）、イギリスの永久領土となった。1860年：北京条約で九龍半島の南側が割譲（あげる）、1898年：新界が99年間の租借（貸す）となった。

第二次世界大戦中は日本が一時的に植民地とするが、戦争に負けてイギリスに返した。

1982年：イギリスの首相サッチャーが、新界を返したくないために交渉に挑んだのだが、中国の鄧小平に押されて、結局99年後（1898→1997年）に全部返すという結果になった。
だが、急に中国制度に変えることも無理なので、「一国二制度」ということで、50年間（2047年まで）は社会主義を行わないことにした。

1997年7月1日以降、香港は中国の特別行政区になった。